原田コラム

2009/06/16

Antwerpより②

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

 

HS 0.7ct size Top lot

〇研磨済み市場

冷え込んでいる研磨済み市場の中で、中国とインド向けの1カラット未満のラウンドは落ち込みが少なく僅かながら明るさを与えています。
1~2カラットサイズもVSやSIのような中間品質の需要が復活してきました。
3カラット以上の需要は少ないですが、10カラットを超えるD IFのような稀少品質の商品は資産家の通貨に対する不安から需要が多く、相場が崩れていません。
小粒ファンシーシェイプはマーケットが小さいため生産が戻らず、良いものが市場に極端に少なく、運よく品質の良いものに出会えても、売り手有利の価格であることは言うまでもありません。

写真は、3グレーナー(3/4カラット)と呼ばれているサイズのハートシェイプで、世界でも最高クラスのものです。
下の写真のようなロットで取引されています。

HS 0.7-1.0cts lot