原田コラム

2016/03/14

De Beers Millennium Jewel 再び登場

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

Oval 10.10ct Fancy Vivid Blue IF

Millennium(2000年)を記念してDe Beersが売り出したDe Beers Millennium Jewelの一つが再び4月5日のSotheby’s Hong Kongオークションに出品されました。
再びとは既にコレクションの内一番小さい物が2010年の4月7日に同じくSotheby’s Hong Kongで出品されています。
落札結果はペアーシェイプ 5.16cts Fancy Vivid Blue Internally FlwalessがHK$49,940,000 約US$6,430,000 1カラットあたり約US$1,250,000でした。
今回はコレクションのNo.4のOval 10.10ct Fancy Vivid Blue IFです。
見積価格は$30 million to $35 million (HKD 235 million to 280 million)下限でも$1=¥115換算で34億円以上です。
因みにアジアの個人の出品です。
中国景気は停滞していますが、富裕層の現物資産への関心は依然高い状況が続いていますので高値でも落札されてしまうのでしょうか。

De Beers Millennium Jewel
Millennium(2000年)を記念してDe Beersが売り出したDe Beers Millennium JewelはMillennium Starの名前で有名な203.04カラットDカラー Internally Flwalessのペアーシェイプと5.16~27.64カラットの11個-118カラットのファンシーブルーコレクション(下の写真参照)からなります。

The De Beers Millennium Jewels 11 Blue

2010年のオークションの詳細は過去のブログをご覧ください。