原田コラム

2011/10/03

逸品シリーズ No.7 ユリオプスデイジー エメラルド

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

 

サンダワナ産エメラルド

独特の柔らかい緑色が際立ったサンダワナ鉱山のエメラルド。

花芯の部分にオーバルシェイプのエメラルドをセットした、デイジーシリーズのリングです。
エメラルドはジンバブエのサンダワナ鉱山から産出したものを使っています。
この鉱山は本来、2~3ミリの美しい小粒のエメラルドが多く採れます。
ふつう、エメラルドは小粒になると色が脱けて、綺麗な緑色が出ないことが多いんですね。
ところがサンダワナ鉱山のエメラルドは別格で、小粒でも本当に綺麗な緑色が出ます。
独特の柔らかい緑色をしていて、彩度が抜群に高いのが特徴です。
スイスの高級時計メーカーが好んで、ここのエメラルドを採用しています。
鉱山の特性というのはとても面白くて、サンダワナ鉱山のエメラルドは5ミリ以上の大きさになると色が濃すぎて美しくありません。
鉱山には鉱山ごとに、一番適したサイズがあるのですね——と聞いた後にこのエメラルドを見ると、「??」と思いませんか?
サンダワ鉱山で採れたのに2ctもあります。
わたしも買い付けで目にしたとき、あれ?と思いました。