原田コラム

2011/09/20

「オークションで評価される宝石」その1

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

 

新たに「オークションで評価される宝石」という記事をスタートします。
月に1回程度アップします。
資産性も視野に入れた「宝石購入マニュアル」として活用してください。
宝石ドットコムに同じタイトルでコーナーも作りますので後からまとめて読むことも出来るようにします。

「オークションで評価される宝石」その1

「宝石は買う時は高いけど売るときは二束三文ではないの?」と言う質問を良く受けます。
確かに宝石は投機には向きません。投資にもお勧めしません。
しかし、適切に選べば長い間身に着けて楽しんだ後に確かな価値が残る唯一のものではないでしょうか。
ここでは代表的な還流市場としてのオークションで宝石がどう評価されるか例にとりながら選び方のアドバイスをします。

1.装身具の3分類
装身具を大きく分けると以下の3つになります。

・宝石を主体とする装身具
・貴金属を主体とする装身具
・その他の装身具

「宝石を主体とする装身具」は、宝石の美しさを引き出すことを主眼として作られますので、最低限の貴金属を使って宝石の美しさを最大限に見せることに注力しています。
スタイルの選択さえ間違わなければ世代を超えて「受け継がれる」ジュエリーになります。
「貴金属を主体とする装身具」は、まず貴金属で時代にあったフォルム(形)を作ります。
メレーダイヤモンド等が留められているものもありますが、流行に合わなくなれば最終的には地金に戻すため「溶かされる」運命にあります。
「その他の装身具」は、一般的にアクセサリーと言われています。
貴金属以外で作られた装身具なので、最終的には「捨てられる」運命にあるので価値はありません。
還流市場で評価されるには「宝石を主体とする装身具」を選ぶことです。